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感覚

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今回は、人間の感覚についての勉強です。 まずは、温度や痛みを感じる仕組みについてです。 皮膚の感覚受容器 人間の多くの行動は身体内外からの刺激により誘発される。 刺激は種々の感覚受容器で感知され、神経インパルスとなって求心性伝達により 視床を経由して大脳皮質の感覚野に達する。ここで初めて触・圧・痛・温など の感覚として認識される。しかし実際の感覚は刺激部位にあり、この現象を 感覚の投射という。  一つの感覚受容器は、ある種類の刺激にだけ反応して興奮する。 これを適刺激という。皮膚には触・冷・温・痛・圧などを適刺激とする固有の  感覚受容器が分布している。最近の研究では、触・圧・冷・温・痛覚はおそらく  自由神経終末に感知されており、その他の感覚受容器は触あるいは圧感覚を感知  されるものとされている。皮膚で感知されるいずれの感覚も刺激強度が強くなると  すべて痛みと感知される。                    齋藤 宏(2006)運動学 医歯薬出版株式会社 痛みを感じるところは身体のあちこちにあるんですね。 これで、人間は痛みに敏感で刺激から身を守ることができるんですね。